不良債権が社会に与える影響の大きさ

不良債権とは、回収するのが非常に難しい債権のことをいいます。
業績不振や経営不振によって、倒産しかかっているような企業の債権を、回収することは非常に困難であることは明確です。
また逆に、お金借りたいときでも業績不振や経営不振で、債権を回収するのがわかっていて、貸出をする債権のことも不良債権といいます。
わが国でも、この問題により、大きな影響を受けました。
日本のバブル景気は、1986年12月から1991年2月まで続いたとされていますが、その間、不動産価格はみるみる上昇し、その後急速に転落したことをご存知のことでしょう。
不動産投資により急速に膨らんだ債権は、そのほとんどが不良債権となり回収が困難となりました。
それに政府が助け船を出しましたが、その後日本は長くデフレ経済にさらされることになったのです。
そして、20年以上が経ち、やっと回復の兆しが見えてきました。
ところが、今度はお隣中国で、理財商品が物議をかもしています。
富裕層がこぞって高級住宅を買いあさっていたものが、金融の引き締めにより、不動産価格は10%下落すると言われている状態となっているのです。
これにより、お金を借りたいときに債権が不良化することが考えられます。
どのような政府でも、すべての債権をカバーすることはできません。
これから、20年前日本ではじけたバブルが、今中国ではじけようとしています。
アメリカでのサブプライムローンの問題を見ても、この問題が世界的な問題であることがわかります。
どのような中国がどのような落としどころを考えているのか、世界中が固唾をのんで見守っているところです。